話の一滴(ひとしずく)

ヨーチャング研究所
YO-chang Kenkyu-syo


           今回のテーマは、「宇宙の誕生」です。



    <別枠>

    “話の一滴”の“ウラ”   テツガクのヒトシズクのウラバナし





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    <内容>

    ○“なげかけ”

    ○宇宙の誕生について
    ○宇宙について
    ○宇宙の歴史
    ○「膨張」とその未来
    ○満ちている“ダークなもの”
    ○ハッブル定数

    ○“なげかけ”の「こたえ」

      ≪参考文献・資料≫


    ○テツガクのヒトシズク

     (主にテーマの<内容>から
      独自のテツガクを展開させてゆくコーナーです。)


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  ○“なげかけ”


  ---- 宇宙はなぜ、137億年前に誕生したといえるのか? ----





                                 つづきは、後ほど・・・



  ○宇宙の誕生について

    
    宇宙は永遠の昔からあったのではなく、あるとき突然誕生し、その瞬間が、
   天体の観測により分った。

    
    1929年、アメリカの天文学者 エドヴィン・ハッブルが 口径100インチ
   の最新望遠鏡を使って天体の重力を観測している時、すべての天体が地球か
   ら遠ざかっていたことから、すべての天体がおたがいに遠ざかっていること
   の証拠が発見された。

    さらにくわしく調べると、地球から離れている天体ほど 速いスピードで
   遠ざかっていることが わかった。

   つまり、天体と天体の間がどんどん離れているということは、宇宙が膨張し
   ていることになる。

    
    宇宙が膨張していることを受けて、1947年 ロシアの物理学者 ジョージ・
   ガモフにより、宇宙は、最初はとても小さな火の玉状態で、それがやがて大
   爆発したと発表した。

   しかし ほとんどの学者は 大ボラ理論という意味をこめて、「ビックバン」
   といってからかった。

    
    その後、1964年、アメリカのアールノ・ペンジアス、ロバート・ウィルソ
   ンの2人により、宇宙のどの方向からもやってくる奇妙なマイクロ波が偶然
   発見され、これがビックバンで発生した光の名残だということが分った。



    そして いままで、宇宙の年齢は90億年〜150億年の間とされ、はっきり決
   められていませんでした。

    ところが、アメリカが2001年に打ち上げたWMAP(ダブリュー・マップ)
   衛星の観測結果により、現在では、宇宙は137億年前に誕生したことになっ
   ています。


   
  ○宇宙について


     定義

    宇宙とは、全ての時間と空間 およびそこに含まれる物質とエネルギーを
   いう。

   天文学的には、全ての天体を含む空間、また特に 地球の気圏の外をいう。


    つまり、宇宙とは、人間が認識したすべての世界であると定義できる。



     大きさ

    私たちが住んでいる地球は 太陽系の中にある。

    さらに その太陽系は銀河系のなかにある。

    
    もし 太陽系の大きさが1円玉くらいだとすると、銀河系の大きさは直径
   160キロメートルにもなる。


    その銀河系も宇宙の中にあり、宇宙の大きさからすればほんの点にしか
   すぎず、宇宙はそれほど広大である。



     誕生の奇跡

    宇宙は 時間も空間もない無の世界だといわれている。

    この無の世界から宇宙は生まれたのである。


    無の世界から有の世界へやってくる確率はすごく低いといわれている。

   たとえば、四角い部屋の壁に手を押しつけても、手が壁を突きぬけることは
   ほとんどない。

    しかし 量子力学では、確率がかぎりなくゼロに近いだけで、突然手が通
   りぬけることもありうるとしている。


    それくらい低い確率で宇宙は生まれたとされている。



  ○宇宙の歴史


    各種学説により幅があり、いちがいに決められないが、
    現在の新しい情報にもとづいて主な宇宙の歴史を羅列すると
    次の通りである。



       (0年)     宇宙誕生 ビックバン


    30〜38万年後  原子誕生 宇宙の晴れ上がり

        2億年後  最初の星誕生

      100万〜
       10億年後  銀河系誕生

    20〜50億年後  球状星団・恒星誕生

    46〜百億年後  太陽系誕生


      137億年後  現在



  ○「膨張」とその未来

    表面に星がいっぱい描かれている風船をふくらませてみると、表面に描かれ
   た星は、風船がふくらんで 大きくなればなるほど、星と星のあいだは広がる。

   一方で、どの星から見てもまわりの星との距離は 離れて遠くなっていく。

    風船の表面を宇宙とすると、風船が大きくなればなるほど 風船に描かれた
   星はおたがいに離れていく。

    つまり風船(宇宙)は膨張しているのだ。

    これが「ハッブルの法則」といい、宇宙が膨張していることの証明になる。


    そしてその宇宙の未来を決めるのが、宇宙空間の曲がり具合を示す「曲率」
    で、宇宙の曲率を決めるのは宇宙に存在する物質の量であるという。


    宇宙に存在する物質が「臨界量」と呼ばれる量より多ければ、曲率は正とな
   り「閉じた宇宙」になる。

   閉じた宇宙では、物質同士の引き合う力によって膨張は収縮に転じ、ビックバ
   ンが一点からはじまったように、ふたたび一点に戻って終りを迎える。


    宇宙に存在する物質が臨界量より少ないと、曲率は負で「開いた宇宙」とな
   り、宇宙は永遠に膨張していく。

   膨張にともなって銀河が離れていくため、観測できる銀河はほとんどなくなり、
   物質密度も非常に低くなるため、新しい星が生まれることもなく、星の最後の
   姿である白色わい星(⇔巨星)や中性子星、ブラックホールだけの宇宙となる。


    宇宙に存在する物質が臨界量と同じだと、曲率はゼロで「平坦な宇宙」とな
   り、永遠に膨張を続ける。

   その膨張にともなって銀河どうしが遠ざかっていくため、夜空は暗く、さみし
   いものになってしまうだろう。


    アメリカWMAP衛星の観測によれば、宇宙は平坦で永遠に膨張を続けると
   考えられていて、これが 現在予測されている宇宙の未来像である。



  ○満ちている“ダークなもの”


    ダークマター、ダークエネルギーという いわゆる宇宙に存在するダークな
   ものは、宇宙にある物質の96%(内 ダークエネルギー:73%,ダークマター
   :23%)を占めることが、WMAP衛星の観測結果から分っているが、その内
   容については、懐疑的な研究者がたくさんいて、素直に納得できないという
   ことである。

    ダークエネルギーの考えを導入すると確かに、いろいろな観測結果をうま
   く説明できるようだが、しかしその存在や量を決めるのは、現在のところ無
   理なようだ。

    また ダークマターとは、宇宙が初めて形成されたときに決定的な役割を演
   じたと考えられているもので、質量を持っていて、重力は はたらくけれども、
   光を出さない物質と考えられている。

    宇宙全体の膨張も また ダークマターの重力が鍵となっているもようであ
   る。

    ダークマターは何でできているのかということについては、宇宙初期の元
   素合成から「作られている」普通の物質以外のものであることは分っている
   が、その正体は いまだ解明されておらず、正体探しは 手探りの域を脱して
   いない模様である。


    (ちなみに、宇宙の構成物質の“ダークなもの(96%)”以外は、星、銀河な
   どの原子が4%となっている。)



  ○ハッブル定数


    ハッブル定数は宇宙の膨張率を求めるのに用いるもので、銀河が遠ざかっ
   ていく後退速度を銀河までの距離で割った値である。

    つい最近まで ハッブル定数は 50〜100までの幅があり、それから求めら
   れる宇宙年令は65〜130億年と大きな幅があった。

    つい最近、WMAP衛星の観測では、
   ハッブル定数は72であり、宇宙年令は137億年であることが導き出された。



  ○“なげかけ”の「こたえ」


   ---- 宇宙はなぜ、137億年前に誕生したといえるのか? ----



    
ほんの数年前まで、宇宙の年令は 120億年、150億年、90億年などいろい
   ろ言われていて、はっきり決められなかった。

    それが2001年、NASAが打ち上げたWMAP衛星の観測により、宇宙
   の年令が137億才とほぼ決定した。


    WMAP衛星は、宇宙誕生38万年後に出た「宇宙マイクロ波背景放射」
   と呼ばれる光を観測できるもので、そこから明らかになったポイントは主に
   前述したことから3つある。


    1:宇宙が4%は普通の物質、23%はダークマター、残り73%はダー
      クエネルギーで構成されていること

    2:宇宙に存在する物質の量から、宇宙空間は平坦で、永遠に膨張を
      続けること

    3:宇宙の膨張速度を表わすハッブル定数が72であること


    以上の結果から、宇宙の年令は(137±2)億年であることが導き出さ
   れた。





    ≪参考文献・資料≫


    私たちは暗黒宇宙から 福井康雄 編  日本評論社    2004.12
       生まれた

      大宇宙101の謎   山岡均 著   河出書房新社   2005.7

     図解 宇宙の謎が   的川泰宣 著  PHP研究所    2003.10    
     みるみるわかる本
 
     宇宙論の基本と仕組み 竹内薫 著  秀和システム   2005.4

      宇宙に無限は存在   Newton   ニュートンプレス  2005.9   
      するか










  ○テツガクのヒトシズク


    宇宙。

   の中のほとんどのものが、“ダークなもの”


   つまり、「暗い部分」であるということ

   なんだけど・・・



   宇宙でさえそうなのだから、人間だって
   そうなのかもな。


   こころの中のほとんどは、「暗い部分」
   で占められている、ということか。







   そういえば、人間の顕現している意識
   というのは、ほんのちょっとで、

   あとはすべて、「深層心理(意識)」 ・・・



   つまり、氷でいえば、水の上に
   でている部分はほんの少しで、あとの大部分は
   水の中にある、という様(さま)と同じよう
   なもの、 らしくて・・・


    そして その暗い部分が、つまり私達の
   意識しない、できない部分が、今の私達の顕現する部分を
   「あやつっている」というか、

   それがもととなっているのだとすれば・・・



    つまりは人間も宇宙も、そして
    この世のすべての「様」も、

    その、「暗い」部分、自分たちが意識しない
    部分が、実は主体になっていて ------------------



   だから、表面上の、みえる部分ばかり動かそうとして
   も、なんとかしようとしても、何にもならない。

    途方にくれるばかりだ。





    とにかく、そういう、暗い部分に目をむける
   ことが、必要で、それをしてはじめて・・・

   顕現している部分、「光」もみえるのだということを、

   心にとどめおく必要が、あるのかも、ね。


   人間の、宇宙の、そしてこの世のすべての

   明日のためにも。





   暗いのは、たしかに、「こわい」。

   こわいんだろう。



   でも、わからないまま 手探りでも
   はいずりまわっているうちに、

   
   目も、なれてくるし、感覚も、  なんとなく

   つかめてくるに違いない。



    いいものといわれるものだって、悪い
   作用を及ぼすこともあるのなら、

    悪いというか、「暗い」、そういうものだって、
   いい作用をおよぼすことだって、ある
   だろう。

   だから・・・



   そのときがきたら、
   人間だって、

   人間をはじめ、すべてが・・・・


   とにかく「暗い」そういう部分に、
   目をむけるように、しないとな -----------------------------


   「そのとき」がきたら。


   そう、本気におもえたそのとき
   には。




































































 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    “話の一滴”の“ウラ”   テツガクのヒトシズクのウラバナし





(C) 2007 YO-chang Kenkyu-syo.

Google

「宇宙の誕生」

ヨーチャング研究所御文庫TOPへ