“話の一滴(ひとしずく)”の“ウラ”

ヨーチャング研究所
YO-chang Kenkyu-syo
「クジラの謎」

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  ●今回は、クジラに関する「3本立て」です。
    
  ・クジラが哺乳類に分かれたのはいつか

      クジラは古くから魚の一種とみなされていて、18世紀の中ごろになっ
     てようやく哺乳類として分類されるようになった。そして奇妙なことに、
     クジラが魚でないことが洋の東西で同じ年に公表された経緯がある。
  
     一方は1758年スウェーデンの偉大な博物学者リンネであり、他方は、
     1758年(宝暦8年)の日本・紀州・和歌山の山瀬春政であった。つま
     り、リンネは1758年に、クジラは魚類ではなく、哺乳類に分類すべき
     だと発表した。

     日本では、宝暦8(1758)年紀州・和歌山の薬種商山瀬春政が『鯨志
     (げいし)』を著し、その中で魚とクジラの違いを明確に指摘している。

     即ち、

      「魚」  ・目が丸くて瞼がない
           ・まばたきはしない
           ・口を開閉して常に口の中に水を満たして呼吸する
           ・尻尾は縦についている

      「クジラ」・目は横長で瞼があり、まばたきする
           ・頭の頂点に孔があって、ここから口の中にあふれた水を噴
            出する
           ・尻尾は水平についている
           ・糞門の上に陰門があり、オスの陰茎はこの中にある
            この部分は魚には絶対にない構造である。


      この当時、わが国は鎖国下にあり、外国との情報交流は考えられなかっ
     たので、リンネと山瀬はおそらく、お互いの研究成果は生涯知ることはな
     かったと考えられる。



  ・IWC(国際捕鯨委員会)

      クジラの資源保護と捕鯨業の秩序ある発展を目的として、1948年に
     発効した国際捕鯨取締条約に基づいて設置された国際機関で、本部はイギ
     リス・ケンブリッジにあり、2006年12月で加盟国は71ケ国である。

     捕鯨とはまったく関係のないスイス、オーストリアなど内陸国も加盟して
     いる。



  ・クジラ科の種類(補足)


     クジラ(鯨)  :一般に体長約3〜4メートル以上。
              ハクジラ、ヒゲクジラに分けられる。

     イルカ(海豚) :ハクジラのうちより小形種で、体長約3〜4メートル
              以下。

     シャチ(鯱)   :クジラ目マイルカ科のハクジラ。別名サカマタ、タカ
              マツ。

              体長は8〜10メートル。

     ベルーガ    :シロイルカでハクジラ。北極を取り巻くように、アラ
              スカ、ロシア、スピッベルゲン、ノルウエー、グリー
              ンランド、カナダ沿岸に分布。体長4〜4.6メート
              ル。この10年間で絶滅にひんしている。

     スナメリ(砂滑):ネズミイルカ科のイルカ。全長1.5メートル。群棲
              はしない。頭が丸く、体は暗黒色。インド洋、日本海
              にいて、しばしば川をさかのぼる。  



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