“話の一滴(ひとしずく)”の“ウラ”
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今回は、「フクロウの聞きなし」についてです。
昔の人は フクロウの鳴き声を、意味のあることばにおきかえていました。
これを「聞きなし」といいます。
一般には「ゴロスケホッホ」,「グルスク ホーホー」などですが、地方により
ちがって聞いていました。
例
新潟県: のり(糊)つけ ほーせ
島根県: のりつけ ほそう
福井県: のりつけ ほしい ホー ホー
以上は フクロウが鳴くと明日は天気が良く、洗濯した着物にのり
をつけてかわかそうという意味からきています。
新潟県: ホーホー とりこめ
兵庫県: のり とりおけ
鳥取県: どろつけ ほーせん
福島県: ぬれつき ホーホー
以上は、雨が降るので洗濯物を家にとりこめ、また雨が降ると泥が
つくからほせない、ぬれるのでほせないという意味です。
岡山県: 五郎七奉公 ただ奉公
(ごろしちほうこう ただほうこう)
神奈川県: ホロ助骨折り ただ奉公
(ほろすけ ほねおり ただほうこう)
神奈川県: 五郎助奉公、去年も奉公、今年も奉公
(ごろすけほうこう、きょねんもほうこう、ことしもほうこう)
鳴き声「ゴロスケ」を五郎七、ホロ助、五郎助、ごろ助と聞き、
「ホーホー」は奉公と聞いたもので、フクロウは奉公人でした。
以上のように昔の人は、フクロウの鳴き声を天気予報に使ったり、
奉公人にたとえたりして鳥の鳴き声を楽しんでいました。
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