“話の一滴(ひとしずく)”の“ウラ”
“地球のでき方”に関しては、古くから長い間 信じられていたのが
「火の玉説」だ。
これは 太陽の一部がちぎれて飛び出し、だんだん冷えてかた
まったのが 地球やその他の惑星たちだという考えである。
なぜ、太陽の一部がちぎれたかというと、大昔し、ほかの恒星
が太陽にぶつかったか、あるいは太陽すれすれにとおりすぎた
ためだという。
しかし、研究の結果、ほかの恒星がそんなに太陽に近づくこと
は、ありそうもないことがわかった。
もしそうだとしても、太陽からとびだした火の玉は、冷えてかたま
る前に、宇宙に飛び散ってしまうだろうということになり、この「火
の玉説」はいきおいを失っていった。
それにかわって出て来たのが「宇宙塵説」である。
宇宙空間はほとんど真空だが、じつは、そこにはたくさんの物
質が、ガスとなったり、固体のかけらとなったりしてただよってい
る。
これが宇宙塵で、別名を「星間物質」ともいう。
このような宇宙塵が、かつて 太陽のあたりに集まって、大きな
うずをまきながら廻っていた。
その 大きなうずの中に、いくつかの小さなうずができ、宇宙塵
の濃いところと薄いところができた。
宇宙塵のこいところはお互にひきあって、だんだんまとまって大
きなかたまりができた。
すると引力によって 宇宙塵はいよいよかたまりの中心に引き
つけられ、密度の高いかたまりとなった。
そのかたまりの一番大きいのが太陽で、小さいのが 地球などの
惑星となって太陽系が形成されたとされている。
現在では、ほとんどの学者が この「宇宙塵説」に
賛成している。
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